高見沢さんがよく使う歌詞“1969年”はどんな年?

アルフィーの歌詞にはよく“1969年”を意味するフレーズが現れます。1969年が出てくるアルフィーの曲は? 作詞家の高見沢さんにとって1969年の意味は?

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1969年が出てくるアルフィーの曲は?

THE ALFEEの中で“1969年”を意味する歌詞が出てくる曲はどれか? 曲のタイトルと歌詞をそれぞれ調べてみました!

シュプレヒコールに耳を塞いで

時代を歌った曲

シュプレヒコールに耳を塞いでには「さよなら1969 愛しき革命戦士よ」というフレーズが出てきます。

ROCKDOM -風に吹かれて-

ROCKDOM -風に吹かれて-には「When I was young 1969 風に吹かれていただけさ」というフレーズが出てきます。

ジェネレーション・ダイナマイト

ジェネレーション・ダイナマイトにも「1969 崩れた幻」というフレーズが出てきます。

幻夜祭/THE ALFEE

幻夜祭には「解放と変革の1969」というフレーズが出てきます。

私が思いついただけでも4曲ありました!この中でも特に「シュプレヒコールに耳を塞いで」は時代をテーマにしているので、何かヒントがあるかもしれません。

1969年に何があった? 出来事やカルチャーは?

1969年はアルフィーの歌詞によく出てくることが分かりましたが、アルフィーと1969年はあまり関係がありません。グループのデビュー年や結成年ではないし、3人の出会いとも関係なさそうなんですよね。

アルフィーじゃないとしたら、やはり歌詞を書いている高見沢さんの思い入れではないでしょうか。

高見沢さんは1969年のどこに惹かれているのか? 1969年とはどんな影響を与えた年なのか?

それを知るために、まず、1969年がどんな年だったのか調べてみました。

1969年は学生運動ピークの年

  • 全共闘運動
  • 安田講堂事件(1969年1月18日-19日): 東京大学の安田講堂が全共闘の学生たちによって占拠され、最終的には警察が介入して武力で制圧しました。この事件は全国的なニュースとなり、学生運動の象徴的な出来事となりました。
  • 安保闘争

学生運動の影響で、大学の閉鎖や授業の中断もあったそうです。一部の大学では、学生と教職員、警察との間で激しい衝突が発生しました。

シュプレヒコールに耳を塞いでは学生運動がテーマ?

「シュプレヒコールに耳を塞いで」では「さよなら1969 愛しき革命戦士よ」と言っていますね。革命戦士は当時の学生たちのことでしょうか。

また、こんな歌詞もあります。

あの日のキャンパス 挫折と無気力その中で
学生集会 君のアジテーション聞いていた

シュプレヒコールに耳を塞いで 作詞・作曲:高見沢俊彦

まさに学生運動を歌っていますね。高見沢さんは学生運動をしていませんが(まだ中学生)、当時のニュースは相当に印象的だったのかもしれません。

1969年のカルチャー:カウンターカルチャー

1960年代後半から始まったカウンターカルチャー。カウンターカルチャーとは「主流の文化や社会の規範に対する反発や挑戦を表す文化的運動やライフスタイルを指す」のだそうです。

なんだか難しいので、具体的な例を見てみましょう。

  • 音楽:ロック音楽やフォークソング、サイケデリック・ロックなどが人気を博しました。ビートルズやボブ・ディラン、ジミ・ヘンドリックスなどのアーティストがカウンターカルチャーのアイコンとなりました。
  • ファッション:ヒッピー文化を代表するようなカラフルで自由なファッションが流行しました。ボヘミアンスタイルや民族衣装を取り入れたファッションが一般的でした。

特に1969年に開催されたウッドストック・フェスティバルは、当時のカウンターカルチャーの象徴となるイベントで、ジミ・ヘンドリックス、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤングなどが総出演したそうです。

アルフィーがよく話題に出すアーティストがたくさんいますね!

また、ファッション面でも、高見沢さんはいつもブーツカットのパンツを履いています。ブーツカット+ロンドンブーツの組み合わせは、1960年代後半から1970年代にかけて流行し、ロックスターたちのスタイルだったそうです。

たかみーのスタイル ブーツカット+ロンドンブーツ! ↓

アルフィーメンバー
シルエットが美しい

桜井さんと坂崎さんが裾のシュッとしたパンツを召しているのに比べ、高見沢さんはいつもブーツカットのパンツですね。裾から覗く大ぶりなロンドンブーツもかっこいいです。

たかみーに憧れて、このパンツスタイルをやってみたいと思いましたが、凡人がやってもなかなか似合わないんですよね…。やっぱり時代を超越して自分のスタイルを持っている人じゃないとムズカシイのです。

1969年は高見沢さんにとってどんな年だったのか?

1969年は学生運動が活発で、音楽やファッション面でも新しい流れがきていた年だったことが分かりました。

高見沢さんは過去に「1969年は僕にとって10年分くらい!」と発言していたことがあります。(桜井さんに「じゃあお前今いくつだー?」と聞かれてましたが)

最初に紹介した4曲のうち、「幻夜祭」について、高見沢さんはインタビューでこう答えています。

「1969年の全学連、全共闘の話を踏まえながら、あの頃の青春像を描いている。随分上の世代の話なんですけど、だからこそ僕はファンタジックに描くことが出来た。そのとき体験していたら描けないですからね。僕らが中学生のときにニュース映像で見ていた世界ですから。でもいろんな形で映画とか本になってますから、それで知った世界がベースになってる。」

billboard JAPAN 高見沢俊彦(THE ALFEE)【真夏の夜の夢 : Takamiy 3Days】インタビュー

THE ALFEEの高見沢俊彦さんは1954年4月17日生まれなので、1969年時点では、15歳です。まだ中学生だったんですね。

中学生の時に見たニュースで知った大人の世界…それが高見沢さんには印象的だったのでしょう。

にしても、中学生の時に社会的な問題を見ていたなんて偉いです。私なんて社会には全く興味がなかったような…(笑)でも、世界や日本で起こった衝撃的なニュースはやはり幼い頃でも記憶に残っていますね。

ちなみに、途中で出てきた1969年のウッドストック・フェスティバルも桜井さんが「我々の世代はウッドストックからいろいろなものを知った」とラジオ終わらない夢で語っています。

音楽好きにとっても1969年は特別な年だったということですね。

以上、推測でしかありませんが、アルフィーの楽曲によく出てくる・高見沢さんが好きな歌詞「1969年」についての考察でした!

コメント

  1. 飛田美香 より:

    たま子さん
    なかなか興味深い考察ですね!
    私もすごく気になっていました
    1969年だとタカミーはまだ中学生なのに…って

    でも8歳上のお兄さまがいらっしゃるので
    お兄さまからのお話も聞いたりしていたのかもしれないですよね

    あと、ラジオで聴いたのか忘れましたが
    明学に通っていた頃も明学でも学生運動があり敷地が大学と一緒だったから高校の方も授業が中止になったことがあると言ってるのを聴いた覚えがありますよ
    (明学に入ったのは1970年だから69年ではないけれど…学生運動についてはすごく印象に残っているのだと思います)

    調べてみると納得できますよね
    さすが、タカミー

    • alfantamaco alfantamaco より:

      美香さん
      そうなんですよ〜1969年がたかみーの青春で大恋愛とかあったのかな…なんて思っていたのですが、まだ中学生だったんですよね。なるほど、お兄さまの影響は大きいかもしれませんね!!明学も同じ敷地ですしね!
      私より深い考察ですぅ〜
      社会問題に目を向けていたたかみーすごいですね♡

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