冬将軍って誰!?アルフィーの歌詞に隠されたナポレオンと世界史の真実 ~推し活で学ぶ~

THE ALFEE「冬将軍」に学ぶ推し活世界史

「推し活してたら、世界史が頭に入ってた──」
そんな経験、ありませんか?

ないよね(笑)でも、今回私はたまたまそんな経験をしてしまったので共有します!
テーマは「THE ALFEEで大人の学び直し」。

今回の主役はTHE ALFEEの隠れた名曲『冬将軍』。
桜井さんがとにかく渋くてカッコイイ名曲ですが、冬将軍の語源って知ってますか?

今回は、アルフィーの歌詞を通じて、世界史を学び直してみましょう。そして改めて歌詞を考察!

みなさん、推し活でお金を使いまくってることと思いますが(お前もや 笑)、推し活を人生の教養に役立てる時が来ました!

大人の学び直しにぴったりな一曲「冬将軍」いってみましょう!

まず「冬将軍」とはどんな曲?

THE ALFEEの『冬将軍』は、アルフィー6枚目のシングル。メインボーカルは桜井さん。
曲調は熱く切なく、まるでロック版「冬の別れ歌」といった印象。
冒頭からいきなり「嵐!! 木枯し」とシャウトしており、情熱の火と冷たい風がぶつかり合うような一曲です。

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「冬将軍」って誰!?語源は? 世界史にヒントがあった

歴史をかみ砕いてざっくりと、私なりに説明します。


ここはフランス。フランス革命後のゴタゴタにより、政権はぐっちゃぐちゃになり、ついに英雄・ナポレオンが国を治める統治者になった。ナポレオン、軍人から皇帝に大出世☆

国民からの人気もあり、実力もあり、絶好調だったナポレオンは思う。「最強の国・イギリスを倒そう!」。他国と結託し島国のイギリスを孤立させる政策をとる。

しかし、なかなか物資不足にならない余裕のイギリス。なぜかと思いきや、ロシアが裏切り、イギリスに協力していた!

怒り狂ったナポレオンは「ロシアこのやろー!」とロシアを攻めに行く。60万人の大軍でロシアへ侵攻した。

モスクワを占領したナポレオンのフランス軍。軍を後退させていくロシア。お?余裕じゃねーかと、さらに突き進むナポレオン軍。しかし、これはロシアの作戦だった。

ロシアの欠点でもあり、武器でもあるのはーーそう、極寒

食糧も補給もない中、冬将軍が襲来!
氷点下30度とも言われる極寒により、ナポレオン軍は50万人が死傷。撤退した。

「敵はロシア軍ではなく冬だった」と、ナポレオンは語ったとか。


さて。みなさん、もうお気づきですね。

このナポレオンの敗北から生まれた言葉が、そう、「冬将軍」です!

歴史上有名な「冬将軍」は2回

①ナポレオンのロシア遠征(1812年)

  • フランス皇帝ナポレオンは60万人の大軍でロシアへ侵攻。
  • モスクワを占領するも、ロシア軍が焦土作戦(町を焼き払って退却)を実施。
  • 食糧も補給もない中、冬将軍が襲来!
    → 氷点下30度とも言われる極寒により50万人が死傷・撤退。

②ヒトラーのソ連侵攻(独ソ戦/1941年)

  • ドイツ軍もまた冬将軍の猛威に遭い、装備不足で大量死。

ロシアの冬は、侵略者にとって“死の冬”なのです。

分かります、東京人の私にとっては寒さ=終了。雪が降っただけで「はい終了。今日は引きこもろ」ですが、フィンランド人の友達は大雪のその日に笑顔で歩いてうちまでやってきました。信じられなかった(笑)フィンランドはロシアの隣国ですね。

歴史をざっくり学んだところで、話をアルフィーに戻しましょう。

THE ALFEE『冬将軍』の歌詞を改めて読み解く

アルフィーの「冬将軍」は戦いや歴史の歌ではなく、恋愛ソング。失恋ソングですね。でも、高見沢さんのことだから、私と違い世界史の知見もおありでは…ということで、深掘りしてみましょう。

冒頭のフレーズから:

嵐!! 木枯し(Like A Rollin’ Heart)
胸を突き刺す(あゝ激しく)
君の言葉は(燃え尽きた夢)
別れのナイフ・・・

これはまさに、“愛の戦場での敗北”を描いた一節とでも言えましょう!
“木枯し”や“嵐”は、相手の冷たい言葉や別れの衝撃。
そして、「燃え尽きた夢」は、恋がすでに終わったことを意味します。

白い冬将軍 心凍えさせて
涙の嵐に巻き込んでゆくがいい

“白い冬将軍”とは、相手の冷え切った心。
もしくは、別れを告げる残酷な相手に対し、自分も感情を凍らせて関係を終わらせるという構図でしょうか。その方が高見沢さんぽいかも…。

いつもアルフィーの失恋ソングには、どこかで我慢や諦めが入っている気がするのです。

髪をとかしては ため息つく君の
仕草がやけに愛しく見えるのは
愛がまだ胸に残っているから
手鏡の中 淋しく笑った・・・

この日常的な描写と“戦場”のような嵐が交差することで、より一層リアルな失恋の痛みを浮き彫りにします。

高見沢さんの“戦う詩人”っぷりが炸裂

『冬将軍』、聞けば聞くほどに切ない歌詞!!

詩的な比喩が全編に散りばめられた一曲です。

高見沢俊彦さんが作詞の時に歴史まで意識したのかは不明ですが、この歌に込められた静かな激しさは物語を感じさせます。

ナポレオンも情熱的な男だが失恋

余談だけど、ナポレオンも失恋しています。

ナポレオンが情熱的な人だったというのは有名ですね。初恋の相手にして最初の妻「ジョゼフィーヌ」に熱烈なラブレターを戦場から書きまくっていた。

しかし、ジョセフィーヌは気まぐれで非情だったらしく、ラブレターを無視して浮気し放題…。そのうち離婚。

ナポレオンは離婚後もずっと想い続けていたらしく、死の間際にもジョゼフィーヌの名前を呼んだという逸話が残っています。

みんなも推し活を学びに変えよう計画

真面目に学校の授業を覚えていた人にとっては「知ってるわボケ」という内容でしたでしょうか?(笑)

私はアルフィーの坂崎さんのように要領よくテストをクリアする性質だったため、学校の授業は卒業後まるで覚えていない有様でした(幸ちゃんごめんw 幸ちゃんはきっと覚えていると思うけど)

今さら大人の学び直しでもしようと、中田敦彦のYoutube大学を聞いていて、「冬将軍」という言葉が出てきて、あああアルフィーーーー!!!となったわけです。冬将軍と言えば、アルフィー。もうそれしか思いつかない。

いや~点と点が線になって感動したよ。中田さんもアルフィーもありがとう。

大人の学び直し、好評なら続く(?)

私は勉強が好きだったりします。しかし、それを社会に役立てる献身性や勤勉性はなかったりします(おい)

でも、ただ推し活してても、1人でYoutubeで学び直ししてもほんと~に何も生まないので、記事にしてみた次第です。

もし好評ならこの先もやってみますが、全然需要がないかもしれません(笑)

ご意見お待ちしております。コメントがご面倒な場合、いいねボタンでも押してみてください! そこから見えない何かをくみ取りますw

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